❄助産院日誌❄
断乳ケアイベント第一弾!
かれこれ、1か月近く前のことですが😓
\助産院での断乳ケアイベントを開催しました☆彡/
恒例の(?)、私のフリップのお話から始まりました。
今回は来られたお母さんたちに「断乳とは」というお話から、巷でよく聞く噂についてのあれこれ、
断乳を決める上でのポイントや、実際に断乳する際の注意点などをマルバツのクイズ形式でお話していきました。
『難しいだろうな~😁』と思って出したクイズに意外と皆さん正解していたり(ちょっと悔しい!🤣)、
『これは全員正解するよね🙂』というクイズに間違ってしまうお母さんがいたり、
和気あいあいと、楽しみながらお話を進めていきました♪
前回のイベントは離乳食前のお子さんとお母さんが対象だったのですが、今回は「断乳ケア」のお話だったため、
来てくださったお子さんも月齢が大きく(1歳すぎの方もいます🤗)
マルバツの棒で遊んでくれたり、
お部屋の中を自由に動き回っていたり、
これはこれで賑やかな楽しいイベントになりました!
後半は理学療法士の伊藤さんからのレクチャー!
(↑このお写真、お子さんがしっかりカメラ目線で可愛くてツボなのです😍)
断乳中は、時期によっては積極的な運動は避けた方が良いのですが、
それを踏まえた上で、断乳ケア中の不快感を取り除く方法をレクチャーしてもらいました!
お母さんが寝転んでいる姿を見て、楽しそうに乗ってくるのが月齢の大きいお子さんの特徴ですね🤣🤣
授乳を始めたお母さんには必ず、最後に待っている卒乳・断乳。
ですが、必ずあるにも関わらず、大体のお母さんはネットなどの情報を見よう見真似の自己流であることが多いです。
自己流が良いと思ってやっているわけではなく、
自己流でやらざるを得ない状況(=助産師に聞く場所がない)だからだと思います。
助産院では、個別に断乳相談という形でもお話をしています。
その際には、その方がまず断乳をどう考えているのかを確認した上で、
具体的な時期が未定なのであれば、断乳日を決める上でのポイントなどをお話していきますし、
時期が決まっているのであれば、具体的な方法などをお伝えしていきます。
断乳を迷っている方の相談を受ける際に、私自身が気を付けているのは、決して断乳日を私が伝えないこと。
それぞれの思い出深い授乳期間の最後を、助産師が勝手に決めていいはずがないっ!
…と心底思っています。
もちろん、どの時期にしたらトラブルなく終えられそうかというお話をすることはありますが、
「ここにしましょう!」
とは決して言いません。
お母さんが判断できるだけの材料を提供した上で、
お母さんが後悔なく決めてもらえることが一番です😊
これからの時期、保育園入園を控えて断乳を検討される方も増えるかと思います。
一人でも多くのお母さんが、幸せな最後の授乳を迎えられますように。
次回の断乳ケアイベント
12月6日(火)10:00
開催決定しました~!
里帰り中だけど…
初めて助産院に来ていただくお母さんには、
まず初めにカルテを記入してもらいます。
お名前や、出産場所、妊娠中のことや、産後のことなど
お母さんの状況をこれから見て行く中で、とっても大切な情報たちです。
そんなカルテを書いていただくと、
時々、
「今、里帰り中なんですけど、住所はどこのを書けば良いですか?」
と質問されます。
そう、里帰り中で、ご実家にいる間に
助産院に来てくださるお母さんが時々いらっしゃるのです☺
札幌市外の方もいれば
北海道外の方もいらっしゃいます。
なかには
「あと2週間で帰るけど…」
と言って、来院くださる方もいます。
ご実家で産後を過ごされている中でも、
授乳は待ったなし。
里帰り中の方であれば、
『自宅に帰ってから近くの母乳外来に行けば良いかな?』
と考える方も多いのではないかな、と思います。
確かにこれから先、
乳腺炎など突発的なトラブルにも対応してもらうことを考えると
自宅に戻ってからでも…と考えるのは自然なこと。
何もトラブルなく授乳も出来ているのであれば、
もちろんそれでOK
ですが、
「入院中に上手く吸わせられないまま退院となった」
「赤ちゃんは吸ってるけど痛い」
などは、先延ばしすればするほど、こんがらがってしまうお困りごとだったりします…。
それと同時に、早ければ早いほど直しやすいお困りごとでもあったりします!
また、
「ちゃんと吸えているか知りたい」
というご相談も、
吸えているからこのままで!と太鼓判を打たれれば、安心して自宅に帰れますし、
反対に意外と吸えていないのであれば、実家でサポートを受けている間に改善していけば良いのです。
自宅に帰ると、
お掃除をしたり、
ご飯支度をしたり、
買い物に行ったり…
ご主人が手伝ってくれても、
やはり自分でやらなければならないことが
実家にいる時に比べると確実に増えますよね😅
里帰り中に近くの助産院に行っておくと、
次にお子さんと帰省した際の、
万が一のおっぱいトラブルも
安心です。
里帰り中だけど…
ではなく、
里帰り中だからこそ!
助産院に行ってみてはいかがでしょうか😊
お母さんたちからのバトン
半そでTシャツを着ようかと迷った先週末から、一気に寒くなり、服装ががらっと変わった今週。
公園の木も所々紅葉し始め、落ちている栗やどんぐりを見ては「秋だな~(そして雪の季節来るよな~😫)」と
思い更けている今日この頃です🎃
先日、助産院にいらしたお母さん。
産後1か月を過ぎて、授乳のことでお悩みがあり来院されました。
何回か通院されながら一緒に授乳練習を頑張り、無事にお悩みが解決されて最後は本当にすっきりされた表情がとっても印象的でした。
そんなお母さんの、
今日が最後のケアになるという日、最後にお話をしながら
「もし良かったら助産院に来た感想などを教えていただけませんか?」
と、Googleへ【口コミ】という形で投稿いただけないかお話させていただきました。
口コミというのは、
ネットでのお買い物の時に参考にしたり、
飲食店を探す際の参考にしたり、
私も普段から見ることが多いです。
受けとったモノや、サービスに対して
「良かった」
「悪かった」
を書きたい人が書いていくものなので、
本来はお願いするようなことではないかもしれません。
特に、子育てで忙しいお母さんたちの手を煩わせることなので、
助産師としてお願いすることは間違っているかもしれません。
ですが、そのお母さんは
「もちろん書きます!私も口コミを見て行こうと決めたので。」
「少しでも他のお母さんのお役に立てるのなら!」
と、快くお返事くださり、
実際に投稿してくださいました。
口コミを書いてくださったこと、書いてくださった内容もありがたいことですが、
何よりも
他のお母さんのために😌
というその想いに、私はとても嬉しくなりました。
『この助産院が良い悪い』
だけでなく、
助産院という場所に行った方が良いのかどうか。
それは実際に行ったお母さん達の「声」が、一番の後押しになるのではないかなと
思います。
助産院に行くことは、やはりまだまだ壁があるように感じます。
「こんなことで行っても良いのかな?と悩みました😅」
助産院に来たお母さんたちから、時々聞かれるお声です。
助産師が
「どんなお悩みでもいつでもどうぞ!」
と言っても、やはりお母さんと助産師の間には少し距離を感じてしまうかもしれません。
ですが、同じお母さんが「行ってみたらいいよ~」と言っていたらどうでしょう?
「そうなんだ…行ってみようかな?」と思えるような気がしますよね。
そんなことを想像していたら、
口コミの投稿がまるで、
お母さんたちからのバトンのような気がして
ならなくなったのです。
もちろん、大変な毎日を過ごされているお母さんたちですから、
投稿に割ける時間も気力もなかなかないのが現状だと思います。
なので、
本当に無理のないようにしていただけらと思いますし、
これから先、投稿してくださるお母さんも一言でも十分です😊
そして、
すでに投稿してくださったお母さんたちには改めてここで
感謝申し上げます🍀
お母さんたちからのバトンが、
必要なお母さんへ届きますように🏃♀️
乳頭保護器との付き合い方
9月も半ばを迎え、
吹く風も少しずつ冷たくなり、
秋を迎える準備が粛々と進められていることを実感します。
先日、産後1か月を過ぎて
「おっぱいの量が増える見込みがあるか知りたい」
という理由で来院されたお母さんがいらっしゃいました。
話を聞くと、現在は混合栄養でミルクが6割くらい。
入院中に助産師さんから乳首が短いから使った方がいいよ🙂とすすめられ、
乳頭保護器を使い始めたそうです。
保護器をつけると吸ってくれるので、退院後もずっと使いながら過ごしていました。
途中外して授乳してみたりもしましたが、
痛みもあり再び使用。
その後は来院されるまで使い続けてきたとのことでした。
来院されて、お胸を拝見すると
保護器を使わなくても吸えそうな様子😮
試しにお手伝いしながら授乳してみると、
ちょっと格闘しながらも
赤ちゃんは上手に保護器無しで吸ってくれるようになりました。
そしてお母さんは
「これが吸ってくれる感覚なんだ!」
と一言。
産後1か月を過ぎて、
はじめて吸ってくれる感覚というのを体感してもらえたのです。
そこからは自宅でも保護器なしで吸えるようになり、
自己マッサージをしてもらうことで
乳首のヒリヒリ感もなくなり
初めて助産院に来られてから1か月、
3回目の来院の際には、
9割母乳というところまで変化されていきました😲
乳頭保護器は、色々な会社から様々なタイプが販売されていて、
ドラッグストアなどでも簡単に購入できる授乳ママのお助けグッズの一つです。
今回来院されたお母さんも、入院中に保護器を使ってでも授乳ができたことで
◎授乳中の抱き方に慣れていったり、
◎授乳がうまくできずに「授乳を諦める」という選択をせずに済んだり、
◎乳首に傷がつくことなく過ごせたり、
保護器のメリットを最大限に活かしていらしたと思います。
その一方で、先ほどのお母さんの「これが吸ってくれる感覚!」の一言に表されているように
保護器を通しての授乳では、直接授乳に比べると刺激の入り方が少なくなってしまいます。
そうすると、
同じ授乳回数・授乳時間であっても、
【乳腺への刺激量が増える直接授乳のほうが分泌が上がる】
という結果になっていくのです。
もちろん、保護器が必要な乳首が短い方の場合、無理に保護器を外して直接吸わせようとすると
乳首が切れてしまったり
ヒリヒリして痛い
という乳頭トラブルにつながる場合があります。
そのためには、まずは乳首を赤ちゃんの「吸い」に耐えられるだけの
柔らかさと伸びを作ってあげることが大切です。
保護器を使うことを初めから避ける…ということではなく、
(もちろん、安易な使用は避けるに越したことはないのですが💦)
もし必要となった場合でも、
【保護器を外す】というゴールがある
ことを知っておいてもらえたらなぁと思います💯
助産院 初のイベント!
先月の話になってしまいますが、助産院で初めてのイベントを開催しました☺
感染症対策のこともあり、【少人数】【短時間】での開催となりましたが、
とても楽しい時間を過ごさせてもらいました🥰
今回来てくださったお母さんたちは、以前から助産院にケアを受けに来られていた方ばかりだったので、
私としてはケア以外でお会いできることも楽しみの一つになっていました。
【Welcome!授乳ママ!~心と体のコリをほぐそう~助産師×理学療法士】
当日は、まずは到着されたお母さんたちから赤ちゃんの体重測定をして、
母子手帳に記載させていただきました。
その上で、簡単な挨拶のあとは私(助産師)からのお話を…。
申し込みしていただいた時に、参加者さんから聞いてみたいことを事前に聞いて、
その質問にお答えしていく形で話を進めていきました。
↑赤ちゃんもしっかり、お話を聞いてくれています(笑)
お母さんたちからは
「頻回授乳以外で母乳量を増やす方法は?」
「離乳食開始にむけて授乳リズムはどれくらい整っているとよいか?」
と言った、具体的な質問をいただいていたので、
お手製フリップを使いながらお話しました😊
助産師からのお話が終わったあと、
今度は理学療法士 伊藤先生にバトンタッチ🧘♀️
こちらも、事前にお母さんたちから聞いていたお悩みに応じて、
解決できるようなストレッチ方法を伝えてもらいました!
ストレッチ中に、赤ちゃんを下に寝かせた状態で、一緒に楽しむ方法も
教えてもらいましたが…
この表情…😍😍😍(お写真の掲載許可は頂いています)
いつもとは違う動きをしているお母さんに、興味深々な様子で
反応している赤ちゃん達に私も癒されました~
助産師、理学療法士それぞれのお話の時間が終わった後は
座談会♪
コロナ禍で、なかなか子育て支援センターなどに出歩けなかったり、
同じような月齢ママさんに会う機会がなかったというお母さんたちは、
日ごろのお悩みを共有したり、
赤ちゃんの様子に笑いあったり。
少人数ではありますが、皆でほっこりできる時間を
共有できたかな~と思いました🍀
次回は、10月5日(水)10時から1時間で、断乳について学べるようなイベントを企画中です!
詳細が決まりましたら、ホームページ内でもお伝えします~🤗