❄助産院日誌❄

2022-09-15 10:19:00

乳頭保護器との付き合い方

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9月も半ばを迎え、

吹く風も少しずつ冷たくなり、

秋を迎える準備が粛々と進められていることを実感します。

 

 

先日、産後1か月を過ぎて

 

「おっぱいの量が増える見込みがあるか知りたい」

 

という理由で来院されたお母さんがいらっしゃいました。

 

 

 

話を聞くと、現在は混合栄養でミルクが6割くらい。

入院中に助産師さんから乳首が短いから使った方がいいよ🙂とすすめられ、

乳頭保護器を使い始めたそうです。

保護器をつけると吸ってくれるので、退院後もずっと使いながら過ごしていました。

 

 

途中外して授乳してみたりもしましたが、

痛みもあり再び使用。

その後は来院されるまで使い続けてきたとのことでした。

 

 

来院されて、お胸を拝見すると

保護器を使わなくても吸えそうな様子😮

試しにお手伝いしながら授乳してみると、

ちょっと格闘しながらも

赤ちゃんは上手に保護器無しで吸ってくれるようになりました。

 

 

そしてお母さんは

「これが吸ってくれる感覚なんだ!」

と一言。

 

 

産後1か月を過ぎて、

はじめて吸ってくれる感覚というのを体感してもらえたのです。

 

 

そこからは自宅でも保護器なしで吸えるようになり、

自己マッサージをしてもらうことで

乳首のヒリヒリ感もなくなり

初めて助産院に来られてから1か月、

3回目の来院の際には、

9割母乳というところまで変化されていきました😲

 

 

乳頭保護器は、色々な会社から様々なタイプが販売されていて、

ドラッグストアなどでも簡単に購入できる授乳ママのお助けグッズの一つです。

 

 

今回来院されたお母さんも、入院中に保護器を使ってでも授乳ができたことで

 

◎授乳中の抱き方に慣れていったり、

◎授乳がうまくできずに「授乳を諦める」という選択をせずに済んだり、

◎乳首に傷がつくことなく過ごせたり、

 

保護器のメリットを最大限に活かしていらしたと思います。

 

 

その一方で、先ほどのお母さんの「これが吸ってくれる感覚!」の一言に表されているように

保護器を通しての授乳では、直接授乳に比べると刺激の入り方が少なくなってしまいます。

 

 

そうすると、

同じ授乳回数・授乳時間であっても、

【乳腺への刺激量が増える直接授乳のほうが分泌が上がる】

という結果になっていくのです。

 

 

もちろん、保護器が必要な乳首が短い方の場合、無理に保護器を外して直接吸わせようとすると

乳首が切れてしまったり

ヒリヒリして痛い

という乳頭トラブルにつながる場合があります。

 

そのためには、まずは乳首を赤ちゃんの「吸い」に耐えられるだけの

柔らかさと伸びを作ってあげることが大切です。

 

 

 

保護器を使うことを初めから避ける…ということではなく、

(もちろん、安易な使用は避けるに越したことはないのですが💦)

もし必要となった場合でも、

【保護器を外す】というゴールがある

ことを知っておいてもらえたらなぁと思います💯

 

 

 

 

2022-08-09 10:33:00

乳腺炎注意報☂

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関東は連日、危険な暑さが続いているようですが

札幌も暑さこそひどくはありませんが、

なんだかジメジメと、

北海道らしくない湿度の高い暑さが続いていますね。

 

そんな暑さも、お盆をすぎれば朝晩は肌寒くなり

一気に夏が過ぎてゆく。

北海道らしい夏の終わりになるでしょうか。

 

 

7月はお天気も安定していて、おっぱいのトラブルで駆け込まれる方は

少なかったのですが、

 

夏の疲れが出始める今日この頃。

 

お母さんたちの体にも変化が出てきやすい時期になります。

 

 

経産婦さんの場合には、

夏の暑さに加えて、

上のお子さんと外で遊んでいるうちに

授乳間隔が空いてしまい、

 

「夜になってしこりに気が付いた…😥」

 

そんなことも多いかと思います。

 

 

また、お盆の時期にもなりますので、ご実家などへ帰省されたりすると、

授乳間隔が思いのほか空いてしまったり、

「授乳クッションなどがない」

「周りががやがやしていて赤ちゃんが集中して飲めない」

などが原因で浅い飲み方になり、

飲み残しが増えてしまったり…。

 

 

乳腺炎を出来るだけ予防するために、

特にこの時期注意することは

 

①水分をしっかり摂る

②(外出や旅行の際には)授乳間隔を普段と変えないようにする

③冷房で身体を冷やし過ぎない

④意識して休息をとる

 

出来る限りこの4つを注意しながら、日ごろからご自身のお胸を触り、

しこりや水疱(白斑)に早めに気づくようにしておくと良いと思います。

 

 

お母さんたちが、おっぱいのトラブルなく、

楽しく安全に残りの夏を楽しめますように🌈

 

 

 

 

 

 

 

 

2022-07-27 15:46:00

退院したその後…

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赤ちゃんを無事に出産して、息つく暇もなく過ぎてゆく入院生活。

 

初産婦さんならなおのこと、初めての育児に戸惑うことばかりで、

オムツ交換、沐浴、授乳に抱っこ。

 

病棟の助産師さんに聞きながら、入院中過ごしていたと思います。

 

 

そうして、わずか4、5日で退院。

 

 

退院したら、授乳の様子を見に来てくれる助産師さんはもういない。

「こんな感じかな…」と、なんとなく、入院中のやり方を続けてみる。

 

 

そうこうしていると、

ようやく?

あっという間?

一か月健診の時期になります。

 

 

でも、実はその1か月健診までの間は、

授乳が軌道に乗るかどうかの大切な期間だったりします。

 

母乳の分泌が増え始める時期に、

いかに赤ちゃんに吸ってもらう、

もしくは搾乳をして刺激が入るか。

 

 

そして、いかに母乳をおっぱいの外に出すか。

(「外に出す」というのは、赤ちゃんに飲みとってもらう、もしくは搾乳で出すことも含みます)

 

この2つが母乳を出す上でとっても重要です。

 

 

 

初めてのお母さんに多いのですが、

全く吸わせられていないという状況でなければ、

「赤ちゃんはおっぱいを吸っていると思っていた」

と話されます。

 

 

しかし、実際のところ、赤ちゃんは

「吸っているように見えた」

だけで、母乳を飲みとってはいなかった…

ということがけっこうあります。

 

 

その結果、母乳がなかなか出ない…というお悩みを

産後2か月頃に感じ始めてしまうのです。

 

 

もちろん、産後2か月からでも改善していくことは出来ます。

 

 

ただ、赤ちゃんも2か月間、浅い飲み方に慣れてしまっているので、

修正にはある程度の時間が必要になってきます。

 

 

だからこそ、1か月健診よりも前に、

うまくいっているかどうかも含めて、

授乳の様子を見てもらって欲しいなと思います。

 

新生児期は外に出れない…と、

退院指導などで聞いているかもしれませんが、

外出の方法を自家用車やタクシーにして、

人混みを避ける。

寒い時期は出来るだけ温かくして外に出る。

暑い時期には日差しを避けて移動してあげる。

 

ちょっとした工夫で、外出🚕は可能です。

 

助産院は完全予約制のところが多いので、

不特定多数の方と接する…という場面もとても少ないと思います。

 

 

 

出産された施設で2週間健診などがない方は、

ぜひお近くの助産院などで

授乳の様子を見てもらうことをお勧めします😊

 

 

 

 

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