❄助産院日誌❄
はなまるじかんを始めて…
先月のことですが、助産院で「はなまるじかん」という座談会を始めました。
今までは、理学療法士の伊藤さんとタッグを組んで、授乳中のお母さんに何かを「教える」ということを目的に不定期ながら開催していました😊
もちろん、これから先もその時間は作っていきたいなぁと思っているのですが、その時間とはまた別に、もっともっともーーーーっと気軽に!お母さん達が遊びに来れる時間を作りたいな~と思っていました。
助産院のロゴのメインをコーヒーカップにした理由。
それは、【疲れた時にふらっとカフェに入る。それくらい気軽に来てもらえる助産院になりたい】という想いが初めからあったからでした。
なので、今回始めた「はなまるじかん」というものを、そんな気軽に来てもらえる場所にしたいな~と思っての初開催でした。
ありがたいことに、募集開始2日で4組のお母さんが応募してくださり、別のお母さんからは「予約しようとしたらもう満席になっちゃってました~😂」というお声までいただき。。(そのお母さん、実は直前のキャンセルで1席空いたので、参加していただくことが出来ました✨)
当日は、もうすぐ2か月になるお子さんから7か月のお子さんまで、様々な月齢のお子さんとお母さんが来てくれました。
実は今回の座談会、私の中で大まかに『こんな流れになると良いかな?』と考えてはいたものの、細かく決めることはしませんでした。
見た目に反して(?)心配性の私(笑)。
人前に立つときは、割ときっちり、どんなことをどんな言葉で、どれくらいの時間を使ってお話するか…というのを元々は決めがちでした。
ですが、今回はとにかく「気軽に!楽しんでもらう時間!」がテーマ。
その場のお母さんたちの聞きたいこと、話したいこと、雰囲気を一番に考えて、流れに身を任せてみました。
そんな流れに身を任せた時間でしたが、お母さん達からは自己紹介の時に聞いてみたいことを投げかけてくださったり、
共感の嵐な内容を話してくださったり(笑)。
もちろん途中で泣いてしまうお子さんもいましたが、抱っこでゆらゆら。それを見ていた抱っこしていないお母さんもゆらゆら☺
お子さんたちが落ち着いている時間帯には、皆で赤ちゃんを寝かせた状態でできるふれあい遊びをいくつかやってみました🤗
お子さんたちはとっても楽しそうで、それを見てお母さんたちはもっと楽しそうで👩👦
なんと言っても、私自身がお母さん達とのお話に集中できたことが何よりも楽しかったです(笑)
普段、マッサージしながら色々なお話をさせてもらうのですが、「どのようにしてこのトラブルを治していくか…」ということを全集中しながら施術しているので、なかなかお話だけには集中できないんですよね😅
なので、会話だけに集中できる環境は私にとって贅沢な時間でもありました。
はなまるじかんの最後には円山で購入したおやつをお渡ししました!
助産院に来てちょっとお話して、帰宅してから美味しいおやつを食べてほっとする…
そんな時間が取れたら、「今日も色々あったけど、なかなかいい時間だったなぁ」なんて思ってもらえるかな?なんて思って準備しました。
私自身も、毎回選ぶ楽しみが出来るので、結構気に入っています(笑)
そんなこんなで、無事に終了した第1回目のはなまるじかんでしたが、実は嬉しい後日談が…。
はなまるじかんに参加してくれたお母さんから、今度同じ参加者のお母さんと児童館に行く約束をしたと聞かせてもらいました。
この小さな助産院で、
そんな大切なご縁のつながりのお手伝いが出来たんだと思ったら、
本当に本当に嬉しくなりました✨
次はどんな雰囲気になるかな?と楽しみにしつつ…
次回開催は6月22日(木)10:00~11:00です!
ご都合が合えば、ぜひいらしてくださいね☺
予約はこちらから☆彡
第2弾 Welcome授乳ママ!
あっという間に2月も終わりかけていますね…
時間が過ぎるのが早くて怖い…
でも、少しずつ暖かい日も増えてきて、雪解けが進むのは道民としては嬉しい限りです🥰
さてさて、先日助産院にて授乳中のお母さんを対象としたイベントを開催しました。
今回は授乳中のママであれば月齢の制限はなく、募集させてもらいましたが、
ちょうど同じ月齢のお母さんたちが集まることになりました(^^)/
そして、これから先、素敵なお母さんを目指して色々と勉強中!という方もご参加くださり、意識の高さに私もとっても刺激を受けました🤗
Welcome授乳ママのイベントでは、参加者さんから事前に質問を受け、
当日フリップを使って(安定のフリップ芸。笑)それぞれお答えしてきます。
今回は、
👩「完母の場合、離乳食が進んだ時に授乳をどうしたら良いか?」
🧒「授乳中に摂るべき栄養素や食べ物はありますか?」
👩🦱「授乳中の他のお母さんの悩みを聞いてみたい!」
といったご質問を受けていました。
授乳中のママは本当にたくさんの「?(ハテナ)」があると思います。
そして、助産院に行って直接聞かないといけないほど急ぎではないけれど、
専門家に聞けるなら聞いてみたい…
ということもいっぱいあると思います。
持ち時間いっぱいに色々とお話をさせてもらいました♪
授乳にまつわるお話を終えたら、
次は体のコリをほぐす時間🤸♂️
指先まできれいな姿勢の理学療法士 伊藤先生💁♀️
産後のお母さんを対象に骨盤ケアなども行っている伊藤先生から、
産後のお母さんがどのように体を動かしていくと良いか、
まずは分かりやすくお話してもらいました!
その後、実際にお母さんたちは体を動かすストレッチタイム☆彡
いつもはその時の様子も写真を撮らせてもらっているんですが、
今回はベビーシッターに徹して(笑)、お母さん達に自分の体だけに集中してもらえるようにしました。
そんな、ベビーシッター中のお写真がこちら↓
(お写真の掲載許可は頂いております)
癒し…。
癒しでしかない…(拝)
かわいい赤ちゃんたちに癒されつつ、一緒に来てくれていたお兄ちゃんとのお店屋さんごっこも楽しみました( *´艸`)
体のほぐし方も教わったところで、あっという間に1時間が経ってしまいました!
いつもなら、ここで終了ー!
となるのですが、今回は助産院の隣にある子育てサロンさんに皆でお邪魔しました。
こちらの子育てサロンさんは元々、幼稚園のような役割も担っていた場所なのでとっても広いホールが特徴で
ハイハイが出来るようになったお子さんは、きっとたくさん動き回れて楽しいではないかな~と思います♪
おもちゃも、小さいものから、乗って楽しむような大きなものまであり
予約も不要なので、お近くの方はぜひ遊びに行ってみて欲しいです🥰(次回は3/15だそうです!)
参加者さんたちも各々楽しみつつ、他に来られていた方と交流されたりしながら
今回のイベントは終了となりました。
今回初めて、子育てサロンさんにお邪魔するという時間を設けたのですが、
イベントをきっかけに子育てサロンへ足を運べるようになると良いなぁと思っています。
私も、育休中には産後2か月から何度も子育てサロンは利用していましたが、
子育てサロンでの出会いをきっかけに、希望に合ったお家に良いタイミングで引っ越せたり(笑)
息子が保育園入園前から、同じ保育園ママさんとお友達になれたり
つながりを持てたことで気持ちが救われたことが何度もありました。
新型コロナウィルス感染症の制限もさらに緩和される予定の春以降は、
赤ちゃん連れのお母さんも息抜きできる場所にたくさん行けますように🙌
最後に、日にちが迫っていますが、
次回のイベントは2/27(月)10:00 断乳ケアについてです!
まだお申込みが出来ますのでお気軽にご参加くださいね
イベントの詳細は➡こちらから
卵さんのお手伝い
今回のブログテーマ、なんのこっちゃですよね😂
実は今年夏から11月まで、母校の助産実習を本当にちょっとだけ、
お手伝いさせてもらっていました。
授業の一環で、妊婦健診に来た妊婦さんと学生さんがコミュニケーションをとって、
ケアをするという演習では、妊婦ジャケット(妊婦さんを疑似体験できる、約8㎏のアレです)を着て
初産婦さんになりきってきました🙋♀️
数年前からコロナ禍で、実習も制限されることが多く、学生さんのほとんどは学内での演習で実習が終了してしまうことで
リアルなコミュニケーションがなかなか経験できないと先生も話していて、コロナはそんなところにも大きく影響しているのだなぁと実感。
それなら私がリアル妊婦さんをやろうじゃないか!!
…と意気込んでいたわけではないのですが(←普通に私も授業前に緊張していました笑)
実際に学生さんが私を妊婦さんと思ってコミュニケーションをとってくれる姿がとっても初々しくて、私自身もすごく初心を思い出しました。
夏頃からは、病院での実習が本格的にはじまり、そこへも1週間に1度だけ、実習インストラクターとしてお手伝いに行っていました。
実習先は、私が助産学生時代にお世話になっていた病院だったので、
学生さんに指導しながらも
「自分もこんな感じだったのかな~」
なんて、思い出に浸ったり🥺
指導してくださる現場の助産師さんも、
私が学生時代にお世話になった方ばかりでびっくり!
名前を伝えると、「覚えてる!」と言っていただき、またまたびっくり!!🤣🤣
週1回しか行けなかったため、なかなかお産にあたる回数も少なかったのですが、
それでも普段助産院にいる時にはお産に立ち会うことがないので、
お産があった日はすごく楽しくて、やっぱりお産っていいなぁ~なんて思いました。
もちろん学生さんは「お産いいなぁ~」なんて思える余裕はないとは思いますし、
お産のスピードについていくのに精いっぱい😅
それでも、毎回一生懸命に産婦さんのことを考えながら、
授業で学んだことを応用させていきながら、
とっても頑張っていた姿が本当に印象的でした。
こうやって、一人前の助産師に成長して、
その助産師がまたたくさんの赤ちゃんを取り上げていくんだろうなぁ…
と思うと、間接的にでもお産に繋がれていることが嬉しい時間でした。
自分が学生のときはいっぱいいっぱいだったお産。
自分が病棟助産師のときは、忙しすぎてあっという間に過ぎるお産。
お産に落ち着いて向き合えるのは、
案外このお手伝いをさせてもらえる時だけかもしれない。
そう考えると、「お手伝い」と言いながら、
私のために貰えている時間のような気がします。
来年度も続けてもらいたいと言っていただけたので、
また学生さんと関われることを楽しみに、そのときを待ちたいと思います👩
開業1周年
2022年11月15日
助産院を開業して、1周年を迎えることが出来ました🐾
昨年は開業して1か月で、7人のお母さんに来ていただきました。
まだまだ認知度は低く、1週間全くお母さんが来院されないということもよくありました😅
ですが、少しずつ少しずつ、
病院に置いてあったパンフレットを見て…
保健師さんに紹介されて…
お友達に紹介されて…
Googleの検索結果に出てきたので…
などなど、
様々なご縁で当院に足を運んでいただき、
開業1年で延べ200人近いお母さんに来ていただくことが出来ました🙏
開業当初はマッサージや相談のみでしたが、
現在はまだまだ不定期ではあるものの、
イベントを開催したり、
妊婦さん向けの取り組みを始めたり、
理学療法士さんや写真家さんなど、
異業種の方との取り組みを始めることも出来ました😊
開業当初よりも、たくさんのお母さんと赤ちゃんにお会いできるようになった反面、
開業助産師としてこれから先、やっていかなくてはいけないこともたくさん見えてきました。
一人ひとりのお母さんとおっぱいケアを通して向き合う毎日で、
おっぱいのケアが第一優先ではありますが、
そこだけにとどまっていてはいけないなぁと痛感します。
例えば、授乳を無事に終えて断乳をされたお母さん。
「助産院からの卒業」という意味では幸せな響きがありますが、
お母さんは育児を卒業できたわけではありません。
私も現在4歳の息子の子育て真っただ中ですが、
4歳には4歳なりの子育てのわからないことや、誰かに相談したいことがやっぱりあるんですよね😅
特に今、息子を通して勉強したいと考えているのが「性教育」です。
小学生以降は、まだまだ少ないながらも段々と学校で学べる機会も増えますが、幼児のうちに伝えてあげるべきことってなんだろうと。
とっても大切なことなのに、子どもへの教え方を教えてもらっていません。
現在、地域で性教育をしっかりと教えていけるための研修を受講中で、来年2月くらいには終了予定です。
(きちんと課題をクリアできればの話ですが😂)
研修を終えて、自分の中で落とし込めるようになったら、
助産院でも「お母さんたちが子供たちへ性教育を伝えられるようなクラス」を開催出来たらなぁと思っています。
「おっぱいを終えても、助産院に来れるようにしてください!」
そんなありがたいお言葉を頂いたことを決して忘れません。
そんな風に言ってくださったお母さん達のためにも、次の1年も頑張っていきたいと思います。
来院してくださるお母さんと赤ちゃん
インスタグラムを見てくれている方々
ブログを読んでくださる方々
応援してくださるすべての皆さんに本当に感謝いっぱいです!
そして、助産院でケアできるようにといつも協力してくれている夫と私の母へも
本当にありがとう😂
次の1年もたくさんの御縁と出会いがありますように。
断乳ケアイベント第一弾!
かれこれ、1か月近く前のことですが😓
\助産院での断乳ケアイベントを開催しました☆彡/
恒例の(?)、私のフリップのお話から始まりました。
今回は来られたお母さんたちに「断乳とは」というお話から、巷でよく聞く噂についてのあれこれ、
断乳を決める上でのポイントや、実際に断乳する際の注意点などをマルバツのクイズ形式でお話していきました。
『難しいだろうな~😁』と思って出したクイズに意外と皆さん正解していたり(ちょっと悔しい!🤣)、
『これは全員正解するよね🙂』というクイズに間違ってしまうお母さんがいたり、
和気あいあいと、楽しみながらお話を進めていきました♪
前回のイベントは離乳食前のお子さんとお母さんが対象だったのですが、今回は「断乳ケア」のお話だったため、
来てくださったお子さんも月齢が大きく(1歳すぎの方もいます🤗)
マルバツの棒で遊んでくれたり、
お部屋の中を自由に動き回っていたり、
これはこれで賑やかな楽しいイベントになりました!
後半は理学療法士の伊藤さんからのレクチャー!
(↑このお写真、お子さんがしっかりカメラ目線で可愛くてツボなのです😍)
断乳中は、時期によっては積極的な運動は避けた方が良いのですが、
それを踏まえた上で、断乳ケア中の不快感を取り除く方法をレクチャーしてもらいました!
お母さんが寝転んでいる姿を見て、楽しそうに乗ってくるのが月齢の大きいお子さんの特徴ですね🤣🤣
授乳を始めたお母さんには必ず、最後に待っている卒乳・断乳。
ですが、必ずあるにも関わらず、大体のお母さんはネットなどの情報を見よう見真似の自己流であることが多いです。
自己流が良いと思ってやっているわけではなく、
自己流でやらざるを得ない状況(=助産師に聞く場所がない)だからだと思います。
助産院では、個別に断乳相談という形でもお話をしています。
その際には、その方がまず断乳をどう考えているのかを確認した上で、
具体的な時期が未定なのであれば、断乳日を決める上でのポイントなどをお話していきますし、
時期が決まっているのであれば、具体的な方法などをお伝えしていきます。
断乳を迷っている方の相談を受ける際に、私自身が気を付けているのは、決して断乳日を私が伝えないこと。
それぞれの思い出深い授乳期間の最後を、助産師が勝手に決めていいはずがないっ!
…と心底思っています。
もちろん、どの時期にしたらトラブルなく終えられそうかというお話をすることはありますが、
「ここにしましょう!」
とは決して言いません。
お母さんが判断できるだけの材料を提供した上で、
お母さんが後悔なく決めてもらえることが一番です😊
これからの時期、保育園入園を控えて断乳を検討される方も増えるかと思います。
一人でも多くのお母さんが、幸せな最後の授乳を迎えられますように。
次回の断乳ケアイベント
12月6日(火)10:00
開催決定しました~!