❄助産院日誌❄
退院したその後…
赤ちゃんを無事に出産して、息つく暇もなく過ぎてゆく入院生活。
初産婦さんならなおのこと、初めての育児に戸惑うことばかりで、
オムツ交換、沐浴、授乳に抱っこ。
病棟の助産師さんに聞きながら、入院中過ごしていたと思います。
そうして、わずか4、5日で退院。
退院したら、授乳の様子を見に来てくれる助産師さんはもういない。
「こんな感じかな…」と、なんとなく、入院中のやり方を続けてみる。
そうこうしていると、
ようやく?
あっという間?
一か月健診の時期になります。
でも、実はその1か月健診までの間は、
授乳が軌道に乗るかどうかの大切な期間だったりします。
母乳の分泌が増え始める時期に、
いかに赤ちゃんに吸ってもらう、
もしくは搾乳をして刺激が入るか。
そして、いかに母乳をおっぱいの外に出すか。
(「外に出す」というのは、赤ちゃんに飲みとってもらう、もしくは搾乳で出すことも含みます)
この2つが母乳を出す上でとっても重要です。
初めてのお母さんに多いのですが、
全く吸わせられていないという状況でなければ、
「赤ちゃんはおっぱいを吸っていると思っていた」
と話されます。
しかし、実際のところ、赤ちゃんは
「吸っているように見えた」
だけで、母乳を飲みとってはいなかった…
ということがけっこうあります。
その結果、母乳がなかなか出ない…というお悩みを
産後2か月頃に感じ始めてしまうのです。
もちろん、産後2か月からでも改善していくことは出来ます。
ただ、赤ちゃんも2か月間、浅い飲み方に慣れてしまっているので、
修正にはある程度の時間が必要になってきます。
だからこそ、1か月健診よりも前に、
うまくいっているかどうかも含めて、
授乳の様子を見てもらって欲しいなと思います。
新生児期は外に出れない…と、
退院指導などで聞いているかもしれませんが、
外出の方法を自家用車やタクシーにして、
人混みを避ける。
寒い時期は出来るだけ温かくして外に出る。
暑い時期には日差しを避けて移動してあげる。
ちょっとした工夫で、外出🚕は可能です。
助産院は完全予約制のところが多いので、
不特定多数の方と接する…という場面もとても少ないと思います。
出産された施設で2週間健診などがない方は、
ぜひお近くの助産院などで
授乳の様子を見てもらうことをお勧めします😊